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「うつ」と仕事

同僚の仕事ぶりが気になっていた。
それはボスもまた同じだったようで、何度か相談されていた。
このままでは困るから一度きちんと話をしてみると、ボスは言っていた。

そして・・・聞かされた。
同僚は実は「うつ」であったのだと。

私は当然お医者さんでもカウンセラーでもないので、
詳しいことはよくわからないけれど・・・
それでも、その「うつ」であることを聞かされて、
今まで理解できなかった部分がなんとなく説明がつく。

上手に言えないし・・・誤解を招くかもしれないけれど・・・
それでもあえて正直に言おうと思う。

精神疾患を患っているのは、それはそれで理解できる・・・というか、
それはどうすることもできないしね。
けれど・・・だからと言って、仕事上の失敗が許されるのかといったら、
それはやっぱり違うと思う。
病気だから、ごめんね。。。ではすまないのだ。
そこが難しい。
仕事の分担を少し換えることにして・・・
今まで同僚がやっていた経理は、来年から私がすることになった。
事件分担も・・・難しい事案は私の担当として、
比較的簡単な手続きで済みそうな事案を同僚が担当する。
私は、自分で言うのも変だけれど、
好奇心は旺盛なほうだと思うから、新しい事件や仕事を引き受けるのは苦ではない。
けれど・・・同僚はどうなのだろう。
仕事を奪われたような・・・そんな気持ちにはならないのだろうか。
ボスはその辺は厳しいというか、割り切るのが早い。
もちろん・・・たった3人の職場から、致し方ない部分もあるのだろうけれど。

ボスは、同僚と二人で話をしたときに、
仕事を思い切って休んでみたらどうだろうということも提案している。
けれど、仕事が原因ではないから、
休んだからといって良くなるものではないと、
同僚は仕事を休むことは拒んだそうだ。
そうであれば、多少仕事の分担を換えることは仕方ないということになるのだろう。

鬱もそうなのだろうけれど・・・
精神疾患・・・って、他人に理解してもらうって難しいと思う。
決して非難するつもりもないし・・・
変な話、誰がなってもおかしくない病気だと思うし・・・
私だって、離婚して・・・仕事が見つからなくて、悩んでいた頃は、
本当に辛かった。
実家の母に、「このままだと子どもを殺しちゃうかもしれないから、
迎えに来て・・・」と泣きついたこともある。
長女の場面緘黙だって、大きな括りで言えば、精神疾患のひとつ。
だから、うつ病なのよ・・・って聞かされても、
あ、そうだったんだ・・・って。
普通に受け止められる。
けれど・・・その痛みは、
心から理解したいと思っても、難しいよね。
どうしてそんなことで悩むのだろう・・・
そんなふうに思ってしまうことももちろんあるし。

とにかく・・・

そんなこんなで、私はここのところ、仕事ではめちゃくちゃ神経使ってる。
実は、これまでも同僚に対しては、かなり気を使っていた。
それがさらに気を使わなければいけないことになって・・・
なおかつ、ミスがあってはならないから、
自分の担当事件以外でも、気をつけてみていたりして。
なぜだかとても疲れていたりする。

同僚にはいたって普通に接していて・・・
それはそうすることしかできないし・・・
よく、こういう言葉をかけてはいけませんとか・・・
周囲の接し方がとわれていたりもするけれど、
それを実践するのは、かなり難しい。

何よりも・・・

同僚が早く今の状態から抜け出してくれるといいのだけれど。

そうやって焦らせるような事もいけないんだろうな。

けれど、フォローしなければいけない私は、
やっぱりちょっとしんどくて、悩ましいこの頃。

by azu-asu | 2007-12-15 22:02 | お仕事