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お父さん

彼は・・・ときどき・・・というか、ずいぶん前から・・・
もう夫婦だと思っている・・・と、そう言います。
そして私にも同じ思いであることを確認したりします。

けれど・・・私は、それは確かに嬉しいことだけど・・・
そう言われていやな気持ちはしないけれど・・・

それでも、やっぱりまだまだ夫婦じゃないよ・・・って。
そう思っていたりするのが本音です。

いや、正確に言うと・・・
それぞれがこれから「妻」と呼ぶべき人、「夫」と呼ぶべき人は、
私であり、そして彼であると確信はしているけれど。
けれど・・・
未来の夫は、あくまでも未来の夫であり・・・
何より・・・
彼は私の夫であることだけを選ぶことは出来なくて、
私の夫となり、そして我が子らの父親とならなければならないのです。
もちろん、子どもたちとの関係は良好だし、
子どもたち自身が、彼のことを「お父さん」と周囲の人に紹介することもあります。
けれど・・・
夫が離れている・・・という状況は、私も我慢できるけれど、
お父さんがそばにいない、ということは子どもたちにも可哀想だし・・・
私自身も、母親業で手一杯なのに、父親の役割をこなさなければならないことが、
とても重いです。

土曜日。
下の子が通う保育園で納涼大会がありました。
役員をしていることもあり、当日は、朝の9時から夜の9時過ぎまで、出ずっぱりでした。
午前中と午後と準備があり、夕方から閉店までは売店の担当をしていました。
8時に終わって、そこから片付け。
そして、今朝も7時から2時間みっちりと片付け。
疲れきっています。
お父さんとお母さんが交代で準備をしたり、
子どもたちの相手をしたりできる・・・ただそれだけのことをとても羨ましく思いました。
長女はお友達を見つけ、勝手に売店でうどんややきそばを買って食べていましたが、
二女のほうは、踊りを踊ったり、お神輿を担いだりしなければならなかったこともあり、
ゆっくりとご飯を食べさせてあげることも出来ませんでした。
とうぜん写真やビデオを撮ってあげることも出来ませんでした。
たまたま、実家の両親の都合がつかなかったこともありますが、
やっぱりかわいそうな思いをさせてしまったと、そう思っています。

そんなとき・・・どうしようもなくせつなくなります。
彼にあたりたくもなります。
あなたは、私の夫なんでしょ。
どうして大変なときにそばにいてくれないの!そう思ってしまうのです。
もちろん・・・頭では理解してるつもりだけれど・・・
彼にも仕事があり、生活もあるのだから、
ましてや、私たちの住む場所は距離があるわけで。

けれど・・・
彼には、やっぱり一番大変なときに、一番我侭をいえる存在であって欲しいし、
彼が言うように・・・もう私の夫であるつもりならば、
子どもの父親でもあって欲しいと思うのです。





私はまだまだあなたの「妻」にはなれません。
名実ともに「妻」になりたいと切望しているけれど、
今はまだ・・・子どもたちの「お父さん」になれない彼・・・
そんな彼の「妻」「夫」というその言葉に、
素直にうなづけません。




お父さん・・・

彼は紛れもなく私の「恋人」ではあるけれど・・・

子どもたちのお父さんは・・・

きちっと毎月養育費を送金してくれている別れた夫だったりするのかもしれません。



別れた夫のことを久し振りに考えたりしました。

なんだろうなぁ・・・

この気持ち・・・

by azu-asu | 2005-08-22 01:00 | 泣きたい日